パル日記
異物誤食に注意!
誤食は人(乳幼児)ばかりではなく、犬、ネコちゃんにも多く見られます。
人の場合、乳幼児か6歳ころまでの発生が多く、その後はほとんど見られなくなり、
年を重ねて高齢になると、飲み込む機能の低下などにより、食品(餅など)をつまらせる事故
が起こっているようです。
一方、犬、ネコちゃんの誤食は、どの年齢にも起こるようです。
飼い主の皆様は、犬、ネコちゃんに与えてはいけないもの(例えば、玉ねぎ、チョコレートなど、その他)
をご存知だと思います。また「異物」は、食べ物とは限りません。飼い主さんが服用中の薬、玩具、
ひも(糸)、散歩道に落ちていたフライドチキンの骨など実に様々です。
また飼い主の方が普段から注意していても、回避不可能なケースは少なくありません。
なので、一言で飼い主さんの責任、しつけの問題とは言えないようです。
いったん口の中に入った異物は、何事も無く吸収され、あるいは便と一緒に排出され、
体に悪影響なければ結果オーライ。しかし頻回嘔吐やふるえなどの症状が出ると、
ときとして緊急手術、あるいは死に至ることもあるため、私たち病院スタッフに出来ることは、
注意を促すことでしょうか・・・。
私が今までに経験した異物の半数以上が「家族と同じ部屋」で起こっています。
なので、犬、ネコちゃんが口にしそうなものは、置き場所を工夫してくださいね。
また異物を食べることが習慣になっている場合もあるようで・・・
下の写真がその例です。
これ全てペットボトルのキャップです。
内視鏡ですべて取り除きました。
が、慢性的に胃腸炎を起こしていたので、現在も治療中です。
これからバーベキューの季節ですが、竹串やとうもろこしの芯などにも注意してくださいね。
山本
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