パル日記
2013.04.18
針誤飲
朝いちばんで、元気のない猫ちゃんが来院されました。
飼い主さまは、糸のついた針を飲み込んだかもしれないとのこと。
早速、レントゲン写真で確認したところ…
口の中に白くて細い棒状のものが写っていますね。
レントゲンで糸の存在は分かりませんが、白い棒状のものは金属です。
飼い主様の仰られることから、針の可能性あり…。
また、糸の誤食もこわいのです。
一般に、ひも状異物といいますが、糸が腸まで達すると、細長い腸がたぐり寄せられ
様々な消化器症状を起こします。そのような場合、開腹手術が必要となります。
今回のターゲットは、針と糸を無事に取り除くこと&術中、術後に猫ちゃんが苦しまないこと!
飼い主様に了解を得て、麻酔→針と糸の除去→猫ちゃんの経過。
猫ちゃんが、痛みで暴れて、針先が眼球やのどの奥、さらに奥深く入り込むことも想定しながら
治療させて頂きました。
今回、針(4センチの縫い針)、1.5センチの糸を取り除くことができて良かったです。
猫ちゃんは、術後すぐに元気になって、飼い主様もスタッフも一安心…。
誤食の習慣があるワンちゃん、猫ちゃん、気を付けてくださいね!
山本
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