パル日記

2015.07.17

ケンネルコフ

こんにちは

生後2ヶ月のトイプードルのジップちゃんです。
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新しく家に来て1週間、ケンネルコフの症状で来院されました。
初診では朝夕の咳が多く、食後の咳誘発性の嘔吐もありましたが、吸入治療や内服薬で咳も大分改善傾向ということでよかったです。
犬のケンネルコフって何?
犬のケンネルコフとは、犬伝染性気管気管支炎の通称で、様々なウィルスや細菌などの複合感染を原因とする伝染性の強い呼吸器疾患の一つです。
主な病原体としてはイヌアデノウィルス2型、イヌパラインフルエンザウィルス、イヌヘルペスウィルス、気管支敗血症菌、ボルデテラ菌、マイコプラズマなどが挙げられ、単独あるいは混合した状態で感染することにより発症します。
ケンネルコフの症状
⚫︎短く乾いた咳
⚫︎興奮、運動、気温の変化で咳悪化
⚫︎微熱
⚫︎食欲不振
⚫︎膿を含んだ鼻汁
⚫︎肺炎
どの年齢の犬も感染の可能性はありますが、6週令~6ヶ月令の子犬が最も影響を受けるので、お家に来たばかりの子犬がコホコホ咳をするようなことがよくあります。
ケンネルコフの原因となるウィルスの幾つかに対してはワクチンが開発されているため、予防の一つとして子犬の頃からきちんとワクチン接種を行うことが大切です。
また老犬では体力が衰えたり、ほかの病気があったりで抵抗力が低くなっていることもあるので、定期的な健康診断やワクチン接種をしっかり行っておくようにしましょう。
マエダ