皆さんはPEG（ペグ）チューブという医療器具をご存じでしょうか？
以前ブログでもご紹介したことがありますが、人間の医療でもよく使われている器具で、胃に直接流動食を入れてあげて栄養補給をすることができます。
人間の方では自力で食事が出来なくなった方の介護で使う機会の方が多いようですが、ワンちゃん、猫ちゃんたちでは主にがんや胃腸などの重篤な病気の手術後、口からの十分な栄養摂取が難しいと予想される場合や、腎不全の患者さんに使用することが多いです。
現在ではボタンタイプのPFGもあるのですが、個人的にはPEGチューブの方がごはんやお薬をあげやすいなーと思ってます。

そして設置後は患者さんがPEGチューブをカミカミしないように、エリザベスカラーではなくPEGチューブ対応のお洋服を着せてあげる事が多いです。
よく飼い主さんにおススメするのは『みかんとリンゴのお店』
ここはオーダーメイドで患者さん一人一人にピッタリサイズのお洋服を作ってくださいます。

というふうに、いつもはプロに作ってもらうPEGチューブ対応服なのですが、先日、なんと飼い主さんからたくさん手作り服を寄贈していただきました(・。・;

普通のPEG対応服は袖付きのものが一般的ですが、弱くなった肩関節に負担をかけないように袖を通さなくて着れるようにしたり、スナップボタンが留めやすいようにPEGと反対側にボタン留めを作ったりとアイデアと愛情満載です！

なんでこんないいものをたくさんいただくことになってしまったかというと、実は先日、飼い主さんと一緒に4年間膀胱がんを一緒に戦ってきたこの服を愛着していたワンちゃんが残念がら14歳半で亡くなってしまわれたのです(ToT)/

フルサワも形見分けに一枚頂きましたが、数回しか着ていないキレイなものや、そでを通していない服をたくさんあるので、これからPEGチューブを設置して頑張っていく子たちのための入院～通院中の貸し出し用にしようかと考えています。
本当にありがとうございました。

最後に、お母様から許可を頂きましたので、元気な時のおめかしした可愛い姿を(ToT)/
（術後すぐなのでまだエリザベスカラーしてます）

フルフル