パル日記

2014.05.05

シニアのワンちゃんへ

春らしく暖かい日が増えてきましたね。

今日はシニアについてお話させて頂きたいと思います。

シニア・・・年長者、上級生、上級者 (国語辞書より)

私たちが使うシニアはもちろん、年長者の意味です。
お年のワンちゃんのことですが、では一体何歳からがシニアにあたるのでしょうか?
種類や大きさにもよりますが、大体7歳以上がシニアにあたると言われています。

シニアは見た目では分からない内臓機能の疲れが出始める時期でもあります。
人間で言うと大体50歳くらいにあたるので、あちこちちょっとした異常が出てきても
おかしくない年齢ですね。

もちろん病気知らずで健康体!な方も中にはいますが、内臓機能の影響はちょっとした
悪さでは表に出てくることはありません。
人間なら「あれ、ちょっと調子がおかしいな」と思えば病院に行くことができます。
ワンちゃんは言葉を話すことができません。
また、ちょっとした不調であれば何事もないように振るまい、隠してしまうことが大半です。

「今まで病気らしい病気したことないんですよ〜」

そんなワンちゃんへ、数年前から実施しているフィラリア健康チェックは
フィラリアの簡易検査に加え一般的な血液検査が一緒にできるお得な検査セットです。
血液で内臓の機能をチェックするものですが、血液検査で内臓の全てが分かる訳ではありません。

例えば心臓を検査するとしましょう。
当院の心臓検査はレントゲン検査、エコー検査、血圧測定、心電図検査の検査セットがあります。
聴診で雑音が聞こえた場合、一番最初に受けて頂く検査です。
全ての検査が心臓の状態を把握するために欠かせない検査であり、レントゲンで大きさを
エコーで動きを、心電図で電気信号を確認します。エコーで異常があったからと言って
レントゲンに異常が出るとは限りません。それぞれの検査がそれぞれの状態を知るために
必要な検査です。

これは他の内臓にも同じことが言えます。
血液検査だけでは完全に安心は出来ないのが現状です。

今年から始めたシニア健康チェックは血液検査に加え、胸のレントゲン(一方向一枚)と
お腹のエコーも行います。お腹の中に腫瘍ができていた場合、内臓機能に影響が出ることが
少ないため、先生と相談して検査内容を決めました。胸のレントゲンも同様です。

検査項目が多いので半日お預かりにはなりますが、その日に結果が分かり、先生から説明も
させて頂きます。
「今まで一度もそんな検査受けたことないな・・・」
なワンちゃん、フィラリアの検査ついでに受けてみてはいかがですか?
言葉が話せない我が子の状態を知るいい機会だと思います。
実際検査を受けて異常が見つかり、早期治療を行えた例も沢山あります。
また、バラバラに検査を受けるよりお得な値段で受けることが出来ます。
お電話での予約も承っておりますので、詳しくは当院スタッフにお尋ねくださいね(*^^)ノ

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我が家のワンコたち、向かって左は8歳で右は9歳です。
ワンちゃんたちってなかなか歳を取っているように見えないですよね。
私たちの何倍ものスピードで老いていくワンちゃんたち、ある日突然老いを感じるそうです。
いつまでたっても子供のような気がしますが・・・この子たちも立派な老犬です。

年に一度の機会ですので、是非ご検討ください。
さらに詳しい検査をご希望の方は人間ドックならぬわんわんドックもありますよ〜!

アッキー