パル日記

2014.04.01

椎間板ヘルニアのリハビリテーション

こんにちは!獣医師の宮本です。

今日は、椎間板ヘルニアの手術後、リハビリテーションを頑張っている「メロディちゃん」を
紹介します。

メロディちゃんは、12歳のミニチュアダックスフンドで、過去、椎間板ヘルニアの疑いで
2度ほど内科療法を行ったことがありました。今回は、今までよりも症状がひどく、
後ろ足が動かない状況でした。そこでMRIを撮ったところ胸から腰にかけて、4箇所
椎間板ヘルニアが見つかり、特にひどい2カ所を手術することとなりました。

手術は成功し、背骨の間に出っ張っていた、椎間板物質もある程度取り除くことができました。
ただし、初発から長期経過のためか、椎間板物質はかたく線維状になっており術後の経過は
少し不安を覚えていました。

しかし、術後すぐにリハビリテーションを開始したところ、術後約1ヶ月後には起立、
ある程度の歩行が出来るようになり、術後2ヶ月後には元気いっぱいに走り回れるように
なりました。
リハビリの内容については、

術後すぐの水中トレッドミルと最近の水中トレッドミルの様子です。





まだ、左足については後遺症が残っていますが、日常生活を送る分には全く支障のでない程度で、
オーナーさんも大満足でした。下の動画のように走り回れるようになりました!

本当に頑張ったね!