パル日記

2014.02.24

お耳の話をします!パート② 

こんにちは!大浦ですSmile
最近、部屋に勉強やパソコン作業がしやすいように机と椅子を購入しました{#emotions_dlg.004}
環境が良いと作業効率があがりますね{#emotions_dlg.012}

私、たまにリフレッシュの為に海を眺めに行くのですが、綺麗な景色と出会ったので
載せますね{#emotions_dlg.099}

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さて、今回は耳のお話の第二弾です。今回は前回お話した耳の構造に続いて、
診察中に獣医師が使用している器の紹介実際のお耳の様子耳垢の検査法
についてお話しようと思います。

飼い主様は獣医師がどんな様子で耳の内部の様子をみているのか気になったことはありませんか?
前回の耳の構造の画像でご理解頂けたと思いますが、犬・猫の耳はL字型をしています。
ですから、普通に耳の中を除いても、ほんの一部しかその様子は見えないので、
獣医師は【耳鏡】と言う機器を使用して耳の内部を覗いています。
耳垢・炎症・腫瘍・異物・耳毛・寄生虫の有無や鼓膜の様子などを肉眼的に確認することが出来ます。

パル動物病院では様々な機器を使用して耳道内の観察を行っています。
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こちらは飼い主様と耳道内を一緒に確認することが可能です。小型のモニターに映しだされます。

DSC_1307.JPG
こちらの写真はいつも飼い主様がご覧になられる耳鏡ですね{#emotions_dlg.001}

DSC_1278.JPG
上の写真はライトを取り付けて、より明るい状況を作り出し耳道の様子を観察しています。

いろいろグッズはあるのですが、
こうして獣医師は内部の様子を確認して、検査や洗浄の必要性・薬剤の選択を行っています。

正常であってもお耳は汚れます。人間でもお耳の掃除をしたときに耳垢が取れますよね。
しかし、様々な要因で外耳道の環境が悪くなり、耳垢が大量に蓄積すると
外耳道に悪影響を及ぼします。
何が原因か、そしていつから・どれくらい悪いのか』で治療は変わってきます。
まずは原因を探る事が治る近道です。
獣医師はその何が原因かを知るために耳垢を採取し顕微鏡で観察しています。
耳垢を採取した後、飼い主様は待合室で待って頂いているので、どんな検査を行っているか
分かりませんよねFrown{#emotions_dlg.154}

今回は採取した耳垢がどのように検査されているのか紹介します{#emotions_dlg.005}{#emotions_dlg.001}
採取した耳垢は2枚のスライドガラスに移し、1枚は染色して1枚は特殊な液を滴下し
顕微鏡で観察します。

①耳の汚れを採取
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②スライドガラスに耳垢を塗り付けます      もう1枚は特殊は液を滴下
DSC_1301.JPG DSC_1305.JPG

③1枚は簡易的に染色ができる液体に浸します。染色を行う事で細菌や細胞に色が付き
顕微鏡で確認する事ができます。
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④染めた検体を顕微鏡で観察
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特殊は液を滴下したスライドガラスはそのまま顕微鏡下で耳疥癬の有無などを確認します。
もし寄生しているとこんな画像が出てきます。

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如何でしたか?
検査の様子が断片的にしかご紹介できず申し訳ありませんでしたが、検査室では
このような作業をコソコソやっているんですWink
そして、ほんの少しの耳垢からこんなに情報が得られるんですね!
様々な道具を利用して、情報を得て、その情報を元に治療を行っています{#emotions_dlg.099}

さて、では次回はパート③!
実際にご自宅で出来る洗浄方法のご紹介を致しますのでお楽しみに!!
大浦でした{#emotions_dlg.100}