パル日記

2017.05.29

うさぎさんの避妊手術 子宮水腫(;一_一)

わんちゃんやねこちゃんほど頻繁にはしませんが、ときどき若いうさぎさんの避妊手術を承ることがあります。

今回の患者さんは飯塚分院に来て下さっていた1歳のうさぎさん。
本院の方で避妊手術をさせていただきました。
が、おなか開けてみてびっくり\(◎o◎)/!

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うさぎは犬猫と一緒で子宮角がYの字になった双角子宮ですが、ひとつの子宮角が水がたまってパンパンに腫れあがってしかもねじれかけてました(;一_一)
摘出子宮の重さは203gありました。さぞかし重かったことでしょう。

これだけのものをとったのでやはり体には負担がかかったらしく、翌日、翌々日とつづけて飯塚分院の方に通院治療していただいて今は元どうりに元気になってます。頑張りました!
画像は手術翌日に半日預からせていただいて看護したときのものです。
食欲不振のうさぎさんの看護中は、大好物のタンポポやクローバーの葉を摘んできて与えることが多いのですが、ついでにクローバーの花冠をつくってかぶってみてもらいました♡とても似合ってて可愛いです♡

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うさぎは実は犬や猫よりもはるかに子宮疾患になる可能性が高いいきものです。
今回のような子宮水腫だけではなく、中年以降に子宮蓄膿症、子宮がん、卵巣がんを発症することが多く、発見時にはすでに肺転移していて何もできなかった、という患者さんに出会ったこともあります。
唯一の予防法としては若いうちに避妊手術(卵巣子宮摘出術)を行うことなので、東京や大阪の都市圏ではうさぎの避妊手術をすることはごくごく一般的なことになりつつあると聞いています。

女の子のうさぎさんを飼われているかたはこういう病気があるよ、ということをお心に留めといてください。

フルフル