パル日記
2014.01.17
膀胱腹壁ヘルニア
今日の患者さんは膀胱腹壁ヘルニア(おなかの筋肉の裂け目から膀胱が飛び出している状態)を手術した子です。
実はこの子、7年前にも大腸を切断する手術をしています。
交通事故にあって、脱腸して、さらにカラスに腸をつつかれて、ぐったり行き倒れだったところを今の飼い主さんに拾われました。
あまりにも栄養失調すぎて、皮膚を縫ってもぬっても裂けてきて、院長と、当時いらした山路先生とでこの子本当に助かるんかな…..と思いながら手術しましたが、7年経った今ではすっかり元気に大きく(3.4kgに!)なりました。ちなみに拾ったときの体重は1.48kg
です!
というわけで、そのときの交通事故の後遺症でもあるのですが、もろくなっていた腹筋から飛び出した膀胱をまたおなかの中に戻す手術をします。
わたしが握っているところが膀胱です。
レントゲンでみるとこんな感じ。ちなみに膀胱結石もあります。
※ここから先は手術画像です。血が苦手な方は画像をクリックしないでください。
さっきのところを切開すると、中に脂肪と膀胱が入っていました。
後は膀胱を戻しておなかを縫って終わりです。おつかれさまです。
フルフル
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