パル日記
チョコレート中毒とマカダミアナッツ中毒
こんにちはヽ(^0^)ノ マエダです。
先日、マカダミアナッツチョコレートをつまみ食いしてしまい、来院されたワンちゃんがいましたので、
チョコレート中毒とマカダミアナッツ中毒についてお話しようと思います。
チョコレートの場合、テオブロミンという成分が血圧の上昇や不整脈をおこすことがあり、精神不安定状態や
興奮、振戦、痙攣および最終的には昏睡などの中枢神経興奮状態がみられるといわれています。
パンティングや尿失禁がみられることもあります。大量に摂取した急性の場合は、6~24時間以内に死に
至る危険なものです。
慢性的に数日間以上食べていても、心不全となって突然死することがあります。
人にとって大丈夫な量でも犬にとっては死に至る中毒症状に陥る危険がありますので、私たちのおやつの
チョコレートは犬や猫の手の届かない場所に保管しましょう。
万が一、見つかって食べられてしまった場合は、すぐに動物病院に行っていただき、催吐処置にて吐かせて
あげましょう。
吐くのが早い程、中毒症状になることを防ぎ、症状を緩和できます。
今回のワンちゃんも、飼い主様が気づいて食べてから40分程で来院されたので、催吐処置により食べた
であろうチョコレートとマカダミアナッツ4個分を吐くことができました。
その後、活性炭の服用で中毒症状と思われる症状もなく、今でも元気にすごしています。
マカダミアナッツ中毒では、主に犬に発生し、摂取後かなり早くから激しく症状がでるといわれています。
虚脱、嘔吐、運動失調、あるいは後肢の不完全麻痺、震え、発熱などです。
これらは、ほぼ48時間以内に回復するといわれていますが、このような症状をみると飼い主様は心配で
しょうがないと思います。
今回は写真のように、まだナッツが消化していなかったので、症状もまったく出てなかったのでよかった
です。(*^_^*)
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