パル日記

2013.04.18

猫ちゃんの角膜損傷

お外に出かける猫ちゃんですが、帰ってきた姿に飼い主さんはびっくり!

片目だけすごく腫れているのです。

早速、診察させて頂くと…

眼球が確認できないほど、眼のまわりが腫れています。

通常、眼の診察のときは、必ず角膜の傷はチェックします。その他にも検査項目はあります。

ところが、この猫ちゃんの場合、あまりにも腫れがひどいのと、痛みが強いので、検査ができません。

今日は、注射で腫れと痛みをひかせて明日検査することにしました。

 

翌日、腫れはだいぶ治まってきて、痛みも緩らいできたのですぐに検査。

結果は重度の角膜損傷で角膜の表面が、えぐりとられた感じです。

角膜の病気は緊急疾患です。このまま放置しておくと眼球の内容物が出てきたり、

失明に至る可能性もあります。

本来、透明な角膜も白くなり、病気の重大性を飼い主さまに告げ、

手術をすすめています。

現時点では各種点眼剤+飲み薬で経過を追っているところです。

 

山本