パル日記

2012.08.07

脱水について

こんにちは!最近非常に暑いですねYell!ワンちゃん達もそうですが、

皆様、熱中症にはお気を付けください。 

 

さて、今回はわんちゃんねこちゃんの脱水の評価の仕方について

少し紹介したいと思います{#emotions_dlg.161} 

 

下痢や嘔吐のとき、または熱中症や腎臓病を患った時などに、

「この子は脱水していますね」と言われた経験はありませんか? 

 

口の渇きや眼が落くぼんでいるなど見た目でわかることもありますが、

実はこのときとても簡単な試験を僕たちは行なっていて、その名も、

“皮膚つまみテスト”です! 

 

やり方は、首から肩にかけての皮膚をつまむだけという簡単なもので、

普通の子なら下の写真の様に“ツルン”と皮膚が戻りますが、 

DSC00438.jpg DSC00439.jpg

 

 


脱水している子の場合はもどるのが遅くなります。 

   

DSC_6953.jpg DSC_6955.jpg 



また、この皮膚つまみテストのいいところは、だいたいどれくらいの脱水を

おこしているのか評価できるということで、 

 

●2〜3秒→脱水量6〜8% 

●6〜10秒→脱水量8〜10% 

●20〜45秒→脱水量10〜12% 

 

というふうになります。 

(※ただ、体重が減少している子や肥満の子は評価が難しいです) 

 

おうちでも簡単にできる検査ですので、気になる方は是非やってみてください! 

脱水あるかもしれない!と思いましたら、一度病院に来られてみてください。

(特に高齢の猫ちゃんで食欲がおちている子は要注意です。腎臓病があるかもしれません{#emotions_dlg.148})

 

今回の協力者は、うちのネコ(ちびた)と、慢性腎臓病で加療中のパルの
長老「マンモー」ちゃんです。ありがとう{#emotions_dlg.156}
宮本