パル日記
「保定実践の巻」
脂照りの日々が続きます。
全国各地で熱中症のニュースが報道されています。
みなさん、気をつけてくださいね。
今回は、「保定実践の巻」です。
保定することで、確実な投薬としつけを行うことができます。
「耳薬を持った瞬間、逃げ回るんです。」
よくあるフレーズです。
薬を処方する私自身、あんなに暴れるワンちゃんに点耳できるのかなあ?
飼い主さんと動物の上下関係が逆(動物>ヒト)なのに投薬できるのかなあ
と不安に思うことがあります。
しつけができていれば、保定はマスターしやすい。
保定することは、しつけの一環となり、投薬も楽になりますよ。
ぜひ、保定をマスターしてみませんか。
これから、写真で保定の良い例と悪い例をご紹介いたします。
上の写真は、良い保定の例です。
決して、猫ちゃんを窒息させているわけではありません。
ポイントは、優しく、密着させて、お座りさせることです。
写真では表現できませんが、優しい言葉をかけて安心させることも重要です。
動物とヒトでは体温が違いますが、ハグすることでお互いの体温を通じて安心するのでしょうね。
下の写真は、悪い保定の例です。
お互いの体が密着していません。
猫ちゃんの首を手だけで持っていますし、お尻もフリーの状態。
この保定では、猫ちゃんがあらゆる方向に動くばかりでなく、
いつ飛び跳ねてもおかしくありません
投薬例として点眼薬・・・ これで目はすつきり! 目の状態も確認できます。
ちょっと応用編ですが、お口のチェックや投薬するときは、こんなスタイルで!
このように保定することで、しつけ、投薬に役立つだけでなく、飼い主さんによる健康チェックもできます。
病気やちょっとした変化の早期発見につながります。
最初は優しく抱くことから始めて、動物が安心できる保定をマスターしましょう!
山本
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