パル日記

2015.10.07

海外の野生動物のレスキュー

こんにちは!大浦です。
先日、夜中の番組で海外の野生動物のレスキュー団体の番組がありました。
実は私の小学生の頃の文集には将来の夢に野生動物レスキュー隊になる!っと夢を語っているぐらい興味がある内容だったのです。
今回は海獣の野生動物のレスキュー現場の話。数が減り続ける動物や怪我をして弱っている動物のケア
海自体の環境管理などを非営利団体が行っているようです。
海に漂流しているゴミなどで傷つき弱ってしまった動物たち
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原因不明の腫瘍を麻酔をかけて切除
マスクで麻酔をかがせ、鎮静できたら気管チューブを入れているようです。
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気管チューブが挿管されたところ 腫瘍の全貌も確認
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相手は野生動物。言うことは全く聞いてくれません。
恐怖でしかない人間の行為を簡単に受け入れてくれるはずもありません。
下の写真はタオルを用いた保定法の途中です。当院でも保定で用いる手段の一つですが野生動物に対して一連の動作の無駄のない動きに思わず見入ってしまいました。
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確保した後は強制給餌。チューブを胃まで送って食事や薬を流しこんでいます。
食欲がない動物でも強制的ですが栄養管理と内服による治療が施されます。
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そしてまた海へ・・・
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回復した動物達はまた海へと帰っていきます。もう動物病院のお世話にならないことを祈りたいですね。
私もこの番組で昔想っていた夢を思い出しました。ただ、広い意味で私は少年の頃描いていた夢を叶えていたんですね。今は野生動物が相手ではありませんが日々出会う飼い主様や大切な家族の命に向き合うことに使命を感じ、過ごせている自分があることを、もし昔の少年時代の自分に知らせることができたならいいなと思います。