パル日記
2014.02.26
膝蓋骨脱臼 短頭種編
こんにちは!バラ(柏原)です。
今回は当院で何度か紹介させてもらっている膝蓋骨脱臼(膝が外れる)という病気について、短頭種の子(パグ)について手術を行ったので紹介していきます。
この病気は小型犬の子に起きる事が多く、短頭種の子ではあまり起きることはありませんが、この子は足を引きずっているという症状も出ており、膝も常時外れるGⅢ(GⅠ〜Ⅳまで分類、過去のブログ参照)という分類だったため、オペに踏み切りました。
以下はオペ中の写真です。(クリックで拡大)
膝蓋骨という骨が見えたらその下の軟骨と言われる溝を深く掘っていき、
膝蓋骨がはまっている溝を深くしていき、膝蓋骨がずれ落ちないようにした後
筋肉と関節を縫い合わせていきます。大工仕事のような力仕事ですが、整形外科では1mm単位の細かい作業になってきます。
手術が終わったらだいたい3日後くらいには歩く事が出来るようになり、リハビリ開始です。
この子は今リハビリ中でスタスタ歩いてくれています。走るのが大好きな子で再脱臼しないか怖くてビクビクしています
家でケンケンしだした、片足をあげて歩く気がする、等の症状がみられたらご気軽に相談ください。
以上、バラでした!
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